
自然がいっぱい!さわやかな高原の風や
暖かいおもてなしに感激しました。
神河町は、兵庫県のほぼ中央に位置するハート型のまちです。面積の8割を山林が占めており、千町ケ峰を筆頭に、千ケ峰・暁晴山など、1000m級の山々に囲まれています。峰山・砥峰高原は関西地方でも有数の高原地帯となっており、特に砥峰高原の、一面にススキが広がる風景は壮観です。播但連絡自動車道神崎南ランプからほど近く、良好なドライブを楽しめます。
“ほんまにええとこ かみかわへ”の言葉に誘われて越知川名水街道へ。
神河町は、エリアを大きく分けると「越知川名水街道エリア」、「銀の馬車道エリア」と「大河内高原エリア」に分かれます。まず訪れたのは神河町の中でも特に自然がいっぱい楽しめる越知川名水街道エリア。千ヶ峰麓を源流とする越知川は、手つかずの自然が残る言わばネイチャーワンダーランド。周辺には上流から下流まで至る所に見所、遊びどころがあります。オートキャンプ場やログコテージ、アスレチックや健康風呂などの施設も充実しています。でも、その魅力は何と言っても清流の美しさです。「南山名水」、「千ヶ峰南山名水」、「熊野神水」、「越知ヶ峰名水」、「笠形神水」、「清水地蔵命水」の6つの名水場がある事からでも納得です。また神河町の中心部から自転車を積み込んだ路線バスに30分ほど乗って行き、町の北端の新田ふるさと村から約20kmの道を自転車で下る、人気のサイクリングプラン「越知川名水街道自転車下り」も楽しめます。
越知川名水街道自転車下りは、毎年4月1日から11月30日まで毎日実施されています。約20㎞の下り坂を自転車で軽快に疾走するのは爽快そのものです。
懐かしい田園風景と水車。日本の原風景と出会う「新野水車の里」。
越知川を下り、ふもとに戻ると、のどかな田園風景が広がっています。JR新野駅近くの水路に風情豊かな水車を見つけました。元禄6年(1693年)より以前からあったといわれています。水車は現在水車小屋も含めて11基。遊歩道が整備され周りにお花も咲いていて、のんびりお散歩すると話も自然に弾みました。この水路には、梅花藻(バイカモ)が見られます。常にきれいな湧き水がなければ繁殖しないと言われる藻で、5月~6月の開花時期になると梅のような白い花を見ることもできます。撮影ポイントがいくつもあるので、是非カメラを忘れずにお出かけください。
一面に銀色の穂が波打つ。目の前に広がる壮観な景色。
水車の里を後に、町の西部を流れる市川沿いに北上。大河内高原は、標高800m~1,000mの「雪彦峰山県立自然公園」の中にあり、砥峰高原・峰山高原・太田池周辺の3つの地区からなる自然豊かなエリアです。砥峰高原は西日本で有数の約90ヘクタールに及ぶススキの草原が広がっています。車を降りると、平地より4~6℃低いと言われる気温と目の前に広がる壮大な景色に、身震いがするほど感動。草原の中には湿原観察木道があり、ススキが風にササっと揺れる様子や小川のせせらぎとともに、オミナエシやリンドウの花が目を楽しませてくれました。
高原の風に身を任せて、気分は女優?ロケ地探訪。
この砥峰高原とお隣の峰山高原は、知る人ぞ知る映画のロケ地。これまでに村上春樹の原作で知られる映画『ノルウェイの森』やNHKの大河ドラマ『平清盛』、テレビ朝日のドラマ『上意討ち』など数多くの撮影が行なわれました。高原を散策すると至る所に「撮影地」の看板があり、看板を目印にドラマや映画を振り返りながら歩くのも楽しいです。特に峰山高原にある「リラクシアの森」では、小川のせせらぎや風のそよぎ、木々の香りを感じながらの散策に、心と体がリフレッシュできました。遊歩道は車いすでも散策出来るよう、一部はウッドチップで舗装されています。
綺麗なお花と動物がいっぱい。あまりの可愛さに絶句。
高原を後にして、次は「銀の馬車道」を北上。この道路は生野銀山と姫路港を結ぶ馬車専用道路として作られた日本初の産業道路です。着いた先は、「神崎農村公園 ヨーデルの森」。さっそく50,000本のコスモスがお出迎え。60種約180頭の動物たちと間近にふれあえる農村公園は、アルパカ牧場や日本最大級のバードパフォーマンスショー、ドッグショーなど西日本有数の動物ふれあいパークです。園に入って一目散にアルパカ牧場へ。今年4月に生まれたばかりのアルパカの赤ちゃん『エース』君に会うためです。なんと0.03mm~0.035mmと言う毛の細さは、実際触れると何とも言えないフワフワ感でした。
平家そば処 交流庵
とのみね交流館にある「平家そば処 交流庵」で、手打ちのお蕎麦を頂きました。地元産の旬の野菜の天ぷらに思わず笑顔が。(平家そばセット 1,250円。)
●住所/兵庫県神崎郡神河町川上801
●営業時間/10:00~16:00(秋季は17:00まで)
●定休日/月曜日、冬期(年末~3月下旬)
●お問い合わせ/0790-31-8100
峰山高原 ホテルRelaXia(リラクシア)
峰山高原ホテルRelaxia内のレストランオリエントで昼食。
ランチは、峰山弁当を頂きました。お蕎麦と玄米御飯が絶妙!
ゆったりした高原時間を楽しみました。