
思いもよらぬ阿波体験に、徳島の新たな魅力発見!
徳島市に到着したらまず足を運んでみたいのが、年間を通じて阿波踊りを披露してくれる「阿波おどり会館」です。阿波踊りの実演から、踊りの変遷、踊り方などなど、楽しみながら学べます。公演の最後には、来館者も一緒に阿波踊りを踊らせてもらえます。上手に踊れた人は、表彰してくれるほか、記念品をプレゼントしてもらえます。
阿波おどり会館で教えてもらえば、誰でも阿波踊りの達人になれる!?
公演中のレクチャーを受ければ、阿波踊りを踊れるようになります。阿波踊り本番でも、観光客の飛び入り参加が当たり前の阿波踊りだけに“あほうになって、一緒におどらにゃそんそん”です。「阿波おどり会館」には、「阿波おどりミュージアム」と「徳島県物産観光交流プラザ」が設けられています。
指先まで感情がこもった繊細な人形の動きにびっくり!!
徳島の農村で受け継がれてきた阿波人形浄瑠璃を毎日上演しているのが「徳島県立阿波十郎兵衛屋敷」です。上演は、県内のアマチュアグループが期間毎に交代で担当しています。人形の演技を見ていると、場面ごとに変わっていく人形の豊かな表情や心の動きを見事に表現しているしなやかな指の動きにきっと驚かされるでしょう。上演後に人形の操作方法を教えてもらえるので、皆さんも人形遣いにチャレンジしてください。
併設されている「展示室」には、木偶人形づくりの名人と呼ばれた天狗久の作品など、多くの木偶や衣装が展示されています。阿波人形浄瑠璃が、文楽と比べると一回りも二回りも大きな人形を使うようになった理由や各木偶の特徴と役割など、様々なことを学べます。
また、敷地内には庭園「鶴亀の庭」が残され、黒松と自然石による純日本式の庭園美を楽しむこともできます。
ひょうたん島をグルリ周遊! 一風変わった徳島を楽しみます。
吉野川の河口に広がる徳島市は、中心部を吉野川から水を引き入れた助任川と新町川が流れています。この川に挟まれた中州が、JR徳島駅がある通称“ひょうたん島”です。周囲約6kmのこの島をグルリと周遊する「ひょうたん島クルーズ」が、新しい徳島市の観光名所として人気となっています。
「ひょうたん島クルーズ」は、両国橋の袂をスタート地点に、数々の橋の下をくぐりながら、約30分間楽しめます。コース途中には、旧徳島城の城山や人柱伝説の残る福島橋などがあり、その都度ガイドをしてくれます。またゴール直前には、海鳥たちが群れているポイントがあり、ボートから餌を投げると間近まで飛んできます。今くぐった橋の上にもたくさんの車が行き来しているのに、海鳥たちに餌をやっていると、自分が今町のまん中で居るということが嘘のように思えてなりませんでした。この「ひょうたん島クルーズ」は、ボランティアの皆さんが運営しているので、乗船料無料(保険料200円)で体験できます。
リスザルやウサギたちと遊べる、子どもに大人気の動物園です。
お子様に人気の「とくしま動物園」は観るだけでなく、ウサギや山羊などの小動物と触れあうことのできる動物園です。特にリスザルのコーナーは、数十匹のリスザルが木の上を自由に駆け巡るゲージの中に人間が入り、リスザルと同じ空間で観察することができます。入口には、リスザルのいたずらに備えて注意書きが掲示されていました。
徳島城跡で阿波の歴史に触れる。 散策にもぴったりの公園です。
「徳島中央公園」は、徳島城跡を利用した公園です。園内には、吉野川特産の青石をふんだんに使用した「旧徳島城表御殿庭園」や庭園を囲むように建つ「徳島市立徳島城博物館」が設けられています。公園内は、上記施設の周辺だけでなく、助任川沿いにも水際公園が整備されているので、散策をするだけでも十分に楽しめます。
徳島の食の奥深さに感動。出会った味はどれも個性派揃い。
地鶏日本一のシェアを誇る阿波尾鶏
「鳥巣亭(とすて)」は、昼間は特製親子丼が人気で、夜は地元徳島特産の“阿波尾鶏”料理でもてなしてくれます。昼間人気の特製親子丼は、やや濃いめのダシにトロットロの卵がふわりとかかり、一口食べれば唸ってしまうほどの完成度の高さ。ご主人が研究を重ねたというだけあって、なかなか出会えない美味しさでした。そして、夜の阿波尾鶏は、たたき、刺身、骨付唐揚げ、もも焼き、串焼(2本)で提供してくれます。阿波尾鶏は、軍鶏と優良肉鶏を掛け合わせつくられた徳島オリジナルの地鶏。肉はスッキリと弾力性に富み、脂はサラッとしつこさがなく、肉の旨味を引き出した鶏肉。この阿波尾鶏に絶妙な火加減で火を入れ出してくれるご主人。阿波尾鶏の醍醐味を味わわせてくれます。
●炭火やきとり 鳥料理 鳥巣亭
営業時間/11:30~13:30(月~金)17:00~21:40 (L.O)(月~土)
店休日/日曜日
TEL/088-652-1773
住所/徳島市両国本町2-18
熱々、ツルツル、たらいうどんは、美味い!
徳島を代表するうどんといえば“たらいうどん”(1人前650円)。「めん処大将」は、自家製手打ち麺を使用した本格“たらいうどん”のお店。細めの麺はもちもちとしてしっかりと腰があり、食べ応えも十分。付けダシは熱々で、独特の香りが鼻からお腹の奥へ流れ込んできたかのように、食欲をそそる良い香りです。この付けダシに刻みネギと刻み油揚げをたっぷり、これでもか!というほど入れるのが、大将流。お酒の後のたらいうどんは、知る人ぞ知る、徳島の定番なのです。
●めん処 大将
営業時間/19:00~3:00
店休日/不定休
TEL/088-652-7928
住所/徳島市秋田町1丁目29パパガーロビル1階
最愛の徳島ラーメンに再会できた喜び。
地元ファンが通う店として、二代目の店主がその味を守り続けるラーメンは、これぞ!徳島ラーメンの味。濃厚な味だけれども、後味がスッキリとしていて、スープの最後の一滴まで飲み干してしまうほど美味しい。このスープに、少し柔らかめに茹でられたストレート麺が、絶妙にマッチする病み付きになる味です。ワンタン麺、シュウマイなどメニューも豊富です。
(上:ワンタン麺700円、下:中華そば肉入750円)
●中華そば 銀座 一福(いっぷく)
営業時間/11:00~20:00(売切次第閉店)
店休日/月曜日(祝日の場合は営業)
TEL/088-652-2340
住所/徳島市銀座10
偶然見つけたお店で出会った、宝石のような和菓子たち。
徳島中央公園を数寄屋橋から出てすぐの場所に、何やら美味しそうな佇まいのお店を発見。さっそく入ってみると、やっぱり!美味しいお店でした。それも、徳島近郊の良い素材を厳選した、創作和菓子のお店。建物は京都の職人さんによるもので、奥は茶室があり、美しい庭は徳島中央公園の自然を考慮に入れて造られたのだそう。お菓子は素材本来の甘味に加え、香りまでも楽しめる逸品揃い。一口ほおばると、小豆の香りが口いっぱいに広がりました。