ワンデイドライブ

フリードCROSSTARで行く鳥取県山陰海岸

鳥取県山陰海岸を走る旅

青い海と空とのコントラストが美しい
日本海からの風を受けて悠然と回る風車

大山町の国道9号を鳥取市に向けて車を走らせると左に見えてくる「風車公園」。

日本海の風を浴びながら
青い空と海の間を走る

 鳥取県の日本海側を走る国道9号を西から東へ。独特の味わいのある風土を体感しながら優しい気持ちが湧き上がる旅です。霊峰大山を望む江府町の茅葺き屋根の小屋から爽やかな田園風景を見ながら山陰海岸に向けいざ出発。国道9号を東へ。行列のできるソフトクリームで人気の「道の駅 大山恵みの里」や山陰最古の駅舎が残るレトロ空間「御来屋駅」や、日本海の海岸を訪ねると、のどかな時間に包まれ期待以上に旅情が掻き立てられます。

青谷町「夏泊海岸」を疾走するフリードCROSSTAR。

琴浦町赤碕の「鳴り石の浜」。石が鳴るので“よく鳴る♪良くなる♪縁起の良い場所”のパワースポット。

琴浦町菊港にある彫刻家流政之氏作の「波しぐれ三度笠」。高さが4.33mあり結構迫力!

「道の駅 大山恵みの里」では、名前の通り“地元オンリー”をテーマに生鮮品はもちろん、地場食材を使った加工品など土産物にもピッタリな商品が並んでいます。

地元の『陣構(じんがまえ)』ブランドの紅茶を使った『紅茶ソフトクリーム』や『ほうじ茶ソフトクリーム』(各大450円)。

地元産の梨を使った『新甘泉サイダー(270円)』も人気。

100年以上前の切符発券台や窓枠が残る山陰最古の駅舎「御来屋(みくりや)駅」。

開業当時の発車時刻や運賃も分かります。

レトロな駅舎。今も現役です。

世界のファンが訪れる
名探偵コナンに会えるまち

 北栄町は、漫画やアニメでお馴染みの「名探偵コナン」の作者、青山剛昌氏の出身地。週刊少年サンデーでの連載は1994年開始以来今年で30周年を迎えています。アニメは、40カ国で放映され、世界中のファンの注目を集めています。コナン駅(JR由良駅)から、青山剛昌ふるさと館までの1.4kmは、「コナン通り」と呼ばれ、通り沿いにはブロンズ像や石製モニュメントが点在しており、見て歩くだけでも漫画の世界に入り込んだ気分になります。途中には「コナンの家 米花商店街」があり、ティータイムや買い物を楽しめます。

町をぶらぶら散策するといろんなコナン達と出会います。童心に返って謎解きや記念撮影を!キャラクターオブジェは、町内に計30ヶ所あります。こちらはスイカをかじる『すいかコナン君』。

「コナンの家 米花商店街」には、工藤邸の門扉が。インターホンを押せば、一瞬でアニメの世界に引き込まれます。

ここでしか買えないコナンのオリジナルグッズも多数取り揃える「コナン百貨店」。

青山剛昌氏の生い立ちをたどる貴重な展示品や漫画の複製原画や体験コーナーで名探偵コナンの世界観に浸る「青山剛昌ふるさと館」。白いシンボルオブジェが様々な色で浮かび上がるコーナーも。

青山剛昌氏の仕事部屋も再現。

「青山剛昌ふるさと館」の向かいの「道の駅 大栄」。

実はこちらの道の駅、『道の駅登録全国第1号』なんです。記念碑の横にシャーロックホームズに扮した江戸川コナン君のブロンズ像があります。

北栄町は100年以上の生産を誇る『大栄西瓜』の生産地。他にも採れたて野菜がいっぱいです。

北栄町の海岸線に立つ9基の風車は「北条砂丘風力発電所」。高さ約103m、羽根は直径約77m。美しい姿が異彩を放っています。

鳥取の“旨い”が勢揃い!
活きのいい海産物とお店の人の掛け声が心地よい
家族で楽しめる市場料理のお店もある“鳥取の食の台所”

 日本海に面した鳥取県。旅行の最大の楽しみでもあるグルメへの欲望をそれ以上に満たしてくれます。白イカをはじめ、松葉ガニ、のどぐろなど日本海から水揚げされる新鮮な海の幸。これらがお手軽にいただけるのも鳥取の魅力です。「鳥取港海鮮市場 かろいち」は、鮮魚店、海産物・特産品のお店、海鮮料理店などが集まっていて、隣接する地元の野菜や和牛も揃う地場産プラザ「わったいな」と合わせ“鳥取の台所”と呼ばれています。

賀露町にある「鳥取港海鮮市場 かろいち」。鳥取港から2分で、日本海のとれたての海の幸が並ぶ漁港の直営店や、干物や乾物の商店、海鮮食堂、鳥取のソウルフード『とうふちくわ』の専門店など盛りだくさんのラインナップです。

新鮮な旬の魚が並びます(9月〜11月は、ババチャン、サバ、ノドグロなど)。

「かろいち」内の海鮮料理の「いか太郎」でいただいた『いか丼(1,200円)』。

広い敷地でゆったり過ごせます。 

軽やかに心が弾む
見どころ満載の東部地区

 年間130万人以上が訪れるという日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」。砂が動き、独特な地形や動植物が見られることや、高低差が大きく、砂丘の成り立ちが読み取れることが他にはない特徴で多くの人を惹きつけています。海風によって描かれる『風紋』は、まさに自然が作り出す芸術です。日本でも珍しい、ホンモノのらくだに乗れる貴重な体験もできます。またその風土の中、100年以上の栽培技術で育つ『梨』はこの地域ならではの逸品です。

広大な砂丘と日本海の青さのコントラストが美しい「鳥取砂丘」。

『らくだに乗って散歩(1人乗り)』はガイドさんと一緒に5分間散歩します(1,600円)。土・日・祝日、春休み、夏休み、秋休み、冬休み、GW中、シルバーウイークはらくだとの記念写真のみなので注意(650円)。 

まずは「鳥取砂丘ビジターセンター」で砂丘散歩の準備を。

展示物やドームシアターの映像で砂丘の魅力を余すところなく伝えています。 

心解き放たれた時間の中で味わう
鳥取の“自然の恵み”

 創業120年という「さんこうえん」さんで梨狩り体験(中学生以上1,200円、小学生以下1,100円、3歳以上小学生未満700円※ネット予約で100円引き)。広大な梨園には、二十世紀梨をはじめ、地域特産の新甘泉(しんかんせん)梨、夏さやかなど品種をかえ7月から11月まで営業。梨は、お尻を持ち上げて収穫します。

瑞々しい採れたての梨は、時間制限なしの食べ放題。梨一筋の梨園です。

白兎神社のすぐ近くにある海が見えるカフェ「AOAKUA」。アオアクアは、ハワイ語で虹のこと。店の前に広がる白兎海岸の海の青さのイメージの爽やかな空間です。

青いクリームソーダ(550円)とカフェオレ(ICE 470円)。

「潮風の丘とまり多目的広場」からは泊漁港が望めます。

広場の『探検の森』には、始祖鳥、トリケラトプス、イグアノドンなど実物大の恐竜の模型が24体もあります。写真は、全長15mのティラノサウルス。中にも入れます。

神話「因幡の白兎」に登場する白兎を祀る「白兎(はくと)神社」もこのエリアにあり、ドライブで訪ねたいスポットです。

最近では日本で初めてのラブストーリーの発祥の地として「恋人の聖地」にも認定されています。

参道途中には18体のうさぎの石像がお出迎えしてくれています。

白兎海岸沿いをフリードCROSSTARで爽快ドライブ。

山陰最古の御来屋駅舎内で
発酵と薬膳のランチを

 御来屋駅の旧駅長室を改装したレトロな雰囲気のお店。お店の名の通り、糀をいろんな地元の食材に使った発酵ごはんのランチは、数量限定なので、電話かInstagramでご予約を。

趣のある入り口と『糀まちごはん(1,450円)』。地元大山町産のお野菜や卵、糀や酒粕などがいっぱいの体に優しいランチです。

半世紀以上愛され続ける
『牛骨ラーメン』のお店

 琴浦町にある創業1958年の昔懐かしい牛骨ラーメンは県外からのお客さんにも好評。旨みそのままのスープは、意外にあっさりして後味すっきり。1品130円のおでんも人気です。

「ラーメン並(650円)」とおでん。ねぎ、もやし、メンマ、煮豚の王道の組み合わせ。気取らないお店の雰囲気が心地良い。

砂丘散歩の後の休憩は砂丘の前の斬新なデザインのカフェで

 砂丘を目指し車を進めると駐車場の入り口の正面に一際目立つ建物が現れます。こちらは2022年8月にオープンした「タカハマカフェ」。日本を代表する建築家隈研吾氏設計で、斬新なデザインで一面鳥取県の杉で覆われています。椅子やテーブルなどの家具もタカハマカフェのために作られたオリジナルで鳥取県産材がふんだんに使われ、洗練された落ち着きのある雰囲気のお店です。

これは目を引く! 建物にふさわしく“ここでしか味わえない”スイーツやハンバーガー、製法にこだわったコーヒーが楽しめます。

「鳥取和牛焼肉バーガー(1,408円)」と「二十世紀梨シェイク(858円)」、「タカハマカフェオレ(638円)」。

明るく洗練されたカウンター。

MAP

鳥取県山陰海岸