早春の仁淀川流域・ワクワクドライブの旅
藩政時代の風情が今に残る「酒蔵の道」。
伝統的な酒蔵が並ぶ。
慶長8年(1603)より創業した造り酒屋の「司牡丹」がある「酒蔵の道」。
いにしえの趣が残る「佐川(さかわ)町」と、日本の、そして高知の、ほどよい田舎「日高村」を訪ねました。「佐川町」には、江戸時代から受け継がれる酒造りの伝統が息づき、風情が残り、懐かしい景色がゆったり楽しめます。また、『ティラノサウルス』がいきなり大きな唸り声と動きで驚かせる「佐川地質館」や「地場産センター」を訪ねると、眠っていた好奇心が湧き起こってきます。
江戸時代中期の酒造業の風情が残る「旧浜口家住宅」の中にある、地乳ソフトなども人気の古民家カフェ。ゆったりとした時間が流れます。
日本の植物学の父と称された牧野富太郎博士は佐川生まれ。幼い頃より植物に夢中になり、生涯を研究に捧げました。町に点在する博士ゆかりの場所を巡ったり、貴重な幕末維新期の資料が見られる「青山文庫」もおすすめ。
春の訪れを告げるバイカオウレン。牧野少年はこれを採取して興味を広げていきました。「牧野公園」の群生地は1月〜3月が見頃。
※さかわ観光協会提供
高知市中央部から西に16kmの「日高村」。村境を囲むように流れる清流『仁淀川』周辺には癒されスポットが。この地域独特の気候が育んだ絶品トマトに出会い、全国で唯一堂々と銘打った『オムライス街道』で舌鼓を打ち、自然や歴史に触れ合えば、気軽に贅沢な旅行気分が高まります。さらに気分が上がるのが、体験!焙煎体験や放水路見学も要チェック!
国道33号沿いの杉が立ち並ぶ「小村神社」の参道。静寂と神聖な雰囲気に覆われる別世界です。
日高村のとっておきのスポット。メダカが泳ぎ、トンボやサギ、カワセミが飛び交う豊かな自然が実感できます。写真は浮桟橋で、湿地の中まで行けます。
めだかの看板が目印です。
その名の通り日本を代表する植物分類学者、牧野富太郎博士の出身地にある道の駅では、新鮮な野菜、地場産品やここでしか買えない地元のお酒“特別な司牡丹”などのお土産も揃い、『佐川町』がぎっしり詰まっています。その中にある食堂「西村商店」は、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層に人気。木の温もりを感じられる落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりランチです。
西村商店 まきのさんの道の駅・佐川
刺身、寿司、海鮮丼など多彩なメニューで、もてなす「西村商店」。思わず声が出てしまうほどのボリュームたっぷりの定食は大人気。写真手前は、『佐川のニラ卵焼き定食』(1,310円)と奥の『鰹の刺身とタタキ定食』(1,780円)。
現在の店主が四代目という高知を代表するうなぎの老舗。皮はパリッと香ばしく、肉厚の身はフワッと弾力がありとろける美味しさ。個室でいただく至福の絶品です。
大正軒
串を刺さず1本1本手焼きします。手前『うな重上』(4,180円)、奥『うなぎフルコース』(4,708円)(要予約)。静かで落ち着きのある純和室で贅沢な時間が流れます。
2015年、『オムライススタジアム全国大会』で準グランプリとふるさと賞をW受賞した逸品!トマトピラフにフワフワ卵と8種の野菜のオムライス。
レストラン高知
W受賞の『南国土佐のオムライスセット』(手前1,480円)と『炊き込み御膳』(1,390円)。店内は凝った空間です。
エントランスに踏み込むと、ウサギや小人がお迎え。まるで絵本の世界に迷い込んだような雰囲気のパティスリーです。
屋根の上のガチョウ
手前のスイーツは、『フランボアーズ』(400円)、奥『苺タルト』(季節限定700円)。屋根にはガチョウ!
33年続く日高村の名物店。開店当時から変わらぬ美味しさを真心込めて提供しています。
カフェレスト マンマ亭
『トマトの神様が食べたオムライス』(手前 920円)と『ダイアモンドムーンオムライス』(1,030円)。
オムレツにナイフをソッと!
ふわり広がり、誰もが笑顔になります。
昔懐かしい味が優しい。
高知県佐川町・日高村
WR-V
■撮影地/ 日高村〜いの町・仁淀川最下流に架かる「名越屋沈下橋」