
春になればきっと何かが変わりそう
そんな予感を確かめたくて
空も海も空気もどこまでも明るい瀬戸内海に浮かぶ淡路島のリゾートを訪ねました
- (写真左)淡路島は、“国生みの島”の神話が残る島。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が天沼矛(あめのぬほこ)で大海原をかき回し日本で最初に生まれたと伝えられる特別な島なのです。そんな思いを胸にドライブすると、なぜか時間がゆったり流れます。写真は、静かな大阪湾を背景に翼港の「夢橋(ゆめのはし)」。
- (写真中)明石海峡大橋の全景を望む「岩屋港」。のどかな風景が広がります。
- (写真右)淡路島北淡地区の西海岸を走る淡路サンセットライン(県道31号線)。江埼灯台が見えます。
遊びスポットが続々登場 今注目の淡路島西海岸
瀬戸内海最大の島、淡路島。その北部から中央部に位置する淡路市は、四国からも高速道路で一直線につながるアクセス抜群、気軽なリゾートです。西海岸地区では注目の施設が続々登場し、子供から年配の方までが楽しめると人気がさらに高まっています。閉校となった小学校を改装した「のじまスコーラ」。淡路牛をセルフで焼いていただく「オーシャンテラス」や100mを超えるウッドテラスが自慢の「クラフトサーカス」。さらに大人のための上質な空間「青海波(せいかいは)」など、車で一気に周りたい場所が目白押しです。
- (写真左)『野島小学校』を改装した「のじまスコーラ」。館内には、直売所、パンの製造販売、カフェ、レストランなどが。
- (写真中)カフェでいただいた淡路島牛のハンバーグプレート(手前2,035円)と淡路島逆(さかさ)オムライス(右1,705円)。
- (写真右)屋外には「のじま動物園」も。若い女性にだけチューするアルパカのラアルくんも待っています。
- (写真左)白い階段が印象的な「Ocean Terrace(オーシャンテラス)」。
- (写真中)ドッグテラスも備えたウッドデッキで夕日を見ながら食事が楽しめる「CRAFT CIRCUS(クラフトサーカス)」。淡路島の食材を使った直径40cmの“島ピザ”が人気。
- (写真右)青い海をバックに思い出の撮影スポットも。
アニメや漫画やキャラクターに出会い 驚いたり、はしゃいだり、癒されたり
「ニジゲンノモリ」は、兵庫県立淡路島公園の中にあります。大自然の中でアニメやマンガなど二次元のコンテンツの世界を五感で体感する新感覚のアニメパークです。昨年は、世界初の実物大のゴジラアトラクション『ゴジラ迎撃作戦』も登場し“楽しさ”に“驚愕”が加わり話題を呼んでいます。「ニジゲンノモリ」内の小高い丘の上、東経135°に建つグランピング施設「グランシャリオ北斗七星135°」では、別格の食事、夜空が楽しめます。西海岸の「HELLOKITTYSMILE」では、不思議なメディアアートとお料理で大人の女子も惹きつけています。
- (写真左)ゴジラが大きな口を開けて待ち受けます。淡路島に現れたゴジラに対して繰り広げられるアトラクション映像を楽しめます。入場者は、国立ゴジラ淡路島研究センター(NIGOD)の隊員となり、ジップラインやシューティングゲームなどでミッションに挑みます。
- (写真中)対ゴジラ細胞シューティング” でG細胞を除去!
- (写真右)世界初の常設施設「ゴジラミュージアム」。
- (写真左)「モリノテラス」で一休み。写真右、ゴジラシュークリーム(605円)とゴジラ紫炎のフルーツポンチ(858円)。
- (写真中)「クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク」でほっこり。
- (写真右)コクーンにはコンセプトルームも。写真は『火影の別荘』。
- (写真左) 「グランシャリオ北斗七星135°」全景。コクーン(繭)と名付けられた客室が点在。
- (写真右)歩道もデッキも上質な非日常が。
- (写真左)“海のハローキティ”をコンセプトにした「HELLO KITTY SMILE」。大きなハローキティの頭が目立ちます。
- (写真右)巨大な頭の中は、360°のシアタールームになっています。
- (写真左)360°シアターでは、海の中のパーティが繰り広げられています。
- (写真中)ゴール地点の『ハローキティの部屋』では、ハローキティが出迎えてくれます。
- (写真右)今回の取材でお世話になった森川文音(あやね)さん。
大震災を語り継ぎ防災を考える「野島断層保存館」
- (写真左)1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災。淡路市を含む北淡地域は淡路島の中でも特に被害の大きい場所として知られています。その爪痕を後世に伝え、防災の意義を語り伝えるのが北淡震災記念公園の中にある「野島断層保存館」。断層を当時のまま140mにわたり保存しています。
- (写真中左)神戸市長田区若松町の公設市場の防火壁「神戸の壁」も移設。
- (写真中右)ぐちゃぐちゃの台所も。
- (写真右)当時の“揺れ”を再現する『震災体験館』。
国生み神話に登場する二神を祀る「伊弉諾神宮」
- (写真左)「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」は、伊弉諾大神(いざなぎのおほかみ)と伊弉冉大神(いざなみのおほかみ)を祀る日本最古の神社です。高さ8.1m花崗岩で作られた神明型の鳥居としては全国最大級の大鳥居と正面参道。前に立つと荘厳な気配が。
- (写真中) 広い境内を進むと明治15年築の拝殿が。高い品格が漂います。
- (写真右)樹齢約900年、樹高30m余りの「夫婦大楠(めおとのおおくす)」。元は二株の楠が成長するに連れて合体し一株に育ったという奇樹。伊弉諾・伊弉冉二神の御神霊が宿っているとされる御神木です。
人々を魅了する自然が生み出した神秘的な姿
淡路島の北端、岩屋港の近くに浮かぶ島。国生み神話に登場する『おのころ島』伝承地の一つと知られる「絵島(えしま)」。古くからの景勝地です。
目の前に大海原が広がる和食レストラン
淡路島の新鮮な魚介を使った握り鮨や天ぷらが自慢
淡路島をテーマにした劇場&レストランの複合施設『青海波(せいかいは)』の一角、和食レストラン「青の舎(あおのや)」。お店に入るとまず驚かされるのが、観覧席のような階段状の席と大きなガラス窓。ランチタイムは煌めく海を、夕方には美しい夕日を、夜には幻想的なプロジェクションマッピングが楽しめます。
- (写真左)見た目も美しい『青の舎御膳』。献上檜重箱、淡路青海波握り鮨、特選天ぷら皿、赤出汁、茶碗蒸しがセット(5,720円)。
- (写真中)こんな空間、他では味わえません。
- (写真左)席から見下ろすと、職人さん。
- (写真左)隣の「古酒の舎(こしゅのや)」。
- (写真右)国産熟成酒の中で、芳醇な香りと味わいが優れた銘柄を厳選したプレミアムセレクトブランド『古昔(いにしえ)の美酒』が楽しめる古酒バー&ショップ。有料試飲コーナーも(5mℓ110円)。
青海波
住所/淡路市野島大川70
お問合せ/0799-70-9020
営業時間/青の舎 ランチ 11:00 ~ 14:00 (L.O.13:00)
ディナー 17:00 ~ 21:00 (L.O. 20:00)
古酒の舎 12:00〜21:00(L.O. 20:00)
海の舎 11:00〜20:00、 波乗亭 14:00〜18:30
休業日/木曜日
気持ちが弾む、絶景の海と絶品パンケーキ
全席オーシャンビューのお店は、別世界のリゾート
北海道から沖縄まで、全国で28店舗を展開する「幸せのパンケーキ」が、淡路島に誕生させた大人から子供まで楽しめるリゾート施設「淡路島リゾート」。リゾート感溢れるテラス席やドッグエリア、『幸せの鐘』、『岬のブランコ』、桟橋の先にある『幸せの階段』など、そこにいるだけで、“特別な日”を演出してくれます。
- (写真左)ニュージーランドから直輸入する高純度のマヌカハニーと北海道の生乳から生まれた発酵バターが自慢。『国産いちごたっぷりのいちごショートパンケーキ(右1,485円)』と『季節のフレッシュフルーツパンケーキ(左1,485円)』。
- (写真中)夕方は夕日を見ながらロマンチックに。
- (写真右)陽気な太陽の光が降り注ぎます。
- (写真左)映えるスポット『岬のブランコ』。
- (写真中)絵の中に溶け込んだような『幸せの階段』。
- (写真右)大きなサインが目印。